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プリペイドカードで生活保護の人の支出を管理するのはそこまで酷い政策ではないと思う。

世の中の出来事
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大阪市、生活保護費の一部をプリペイドカードで支給へ 橋下徹氏「管理するのは当たり前」【全文】 | ログミー[o_O]

この記事。

橋下徹大阪市長は12月26日、定例記者会見で大阪市において、生活保護費の一部をプリペイドカードで支給することを、モデル事業として実施すると発表。受給者の家計管理を支援する必要性を強調し、「支給と支出を管理するのは当たり前だ」と語りました。(2014年12月26日 橋下徹 大阪市長 記者会見 より)

はてブなどではまあ、いつもの如く散々だけれども、そこまで酷い政策でもない気はする。
というのは生活保護を受けている人の中には、本当にお金の管理が出来ない人が多い。それは本人が不真面目、怠けている、不正な手段で生活保護を受給しているというわけではなく、そもそもそういう部分を考えたり実行したりする能力がない人が多くいる。
例えば、精神的な病を患っていて、合理的な判断が出来ない、とか、軽い痴ほう症が始まっていて同じものをなんども買ってしまっている、とか、生活保護ビジネスの被害にあっていて毎回50000円くらい上部組織にピンハネされているとか、そして、貧困であり、貧困であるが為に、ご飯を作るとか、文化的な生活を送るための文化資本を持っていない場合というのがとても多いと思う。
ご飯を自宅で作って食べたり、家で服を洗濯したり、食器を割らないように洗うのさえ、ある程度小さいころから訓練された文化資本だということを世の中のほとんどの人は理解していない。

子どもが語る施設の暮らし

子どもが語る施設の暮らし

児童養護施設の子どもたち

児童養護施設の子どもたち


児童養護施設で育った子ども達。

恐らく一般のそういう事をよく知らない人のそういう子ども達のイメージは、親がいない中で一人で育ったから何でも自分でできて(食事の準備や1カ月の家計の仕方、他、家事など)自立できている、しっかりした子、だろう、というようなイメージを持っている。と思われる。(一般人のサンプルがあんまりないのだけれども、結構そういうイメージを持ってる人は多い)
だけれども実際は15歳になっても一人では電車にも乗れなような、スーパーでまともに買い物もできないような、そういう社会での生き方を何も知らない子供たちも少なくない。それは10人に対して大人一人のような環境で、子ども達ひとりひとりに、十分な生きる知恵、文化資本を与えることが出来ないからだ。
貧困家庭でも同じことがあり、結局貧困によって親の余裕がなく(そもそも貧困家庭の親自身が生活の文化資本を持っていないことが多い)子どもに少ない金額でも1月生活できる知恵を与えることが出来ずにズブズブと貧困を再生産してしまう、そういう現実があり、それは多少強引にそういう再生産の生活環に行政が強引に介入(学校教育なりなんなりでも)しなければ解消できないと思うのだ。(事実イギリスはそこらへんで大失敗をして今痛い目をみている)
そういうわけで、そこらへんの“貧困の状態”の実態を知らべて、それに対処するというのは、そんなに悪いことではないと思う。



ただし、この政策には手間と人員と、つまりお金がかかる。
問題があるとわかったら、そこに1対1くらいで対応する相談員をつけて、再教育のための施設、設備もいるし、学校教育の中にも、ほおっておいたらそのまま貧困の再生産の中に“おちこぼれ”て社会から消えて行ってしまう子どもを発見して対応できるような人員の配置がいるし、対応策は多岐にわたって“手厚い福祉”が必要になる。
イギリスの大失敗というのは、生活保護や貧困世代に対する対策を“とりあえず生きていけるだけの金わたしとけばいいやろ”というぎりぎりの金額を渡す、というだけの政策にしたせいで、貧困家庭が世代を越えて固定化し、ニッチもサッチも行かなくなったせいだ。



で、まず現状のケースワーカーの人が一人で30~100世帯を見るような状態ではなく、1人当たり5世帯くらいのちゃんと相談に乗って生活指導できるような人数にすることが大事だし、そうしなければたとえ支出に問題があると分かっても、それに対しての対応が取れない。でもそもそも、1人あたり5世帯くらいのケースワーカーにすれば、実際プリペイドカードで把握しないでも世帯の支出の問題点は見えてくるはずで、あれ?




結局、この大阪の政策は、生活保護受給者の問題点を把握して自立につなげる、というよりも、シバキあげたり嫌がらせをしたりして支出を減らす、というための政策にしか見えないし実際そうなんだろうなあと思う。

橋下:僕はそう思いますよ。ただ全部をカードっていったら、それは現金の必要性もあるんでね。それは生活保護制度っていうのは税で賄っている制度であるんで、支給についても支出についても、適正さを求めることの一環として、受給者にはこれくらいの一定の負担を負ってもらっても、然るべきかなと思いますけれどもね。

っていうようなところからも本音が駄々モレだしね…。




生活保護対策で一番最初に必要で、大切なことは、ケースワーカーの人員を最低でも今の倍、ひとりで30~100人も観ないといけないような状態を何とかすることから。それ以外のところでいくら生活保護受給者のためです、っていってても、その話を最初にしない限りはその人の話は聞く価値はないと思う。

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