名前の呪術、清原和博!!
え?!あの清原が?!
クスリ抜けたの?!
って思ったら別人だった話。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161120-00000082-dal-spo清原和博が神戸マラソン4位入賞!
神戸マラソンが20日、神戸市内で行われ、プロ野球の西武、巨人などで活躍した清原和博氏と同姓同名の清原和博(25)=クラブR2=が2時間27分38秒の自己ベストを記録し、一般参加ながら4位に入った。
父が清原氏のファンだったことで和博と名付けられたという清原。大健闘といえる成績にも「5位以内を狙っていました。招待選手にも何人かに勝つつもりで練習を積んできたので」と笑顔で振り返った。
なんだひょー別人かよー、って思ったけれども、父親がファンで名前を付けたということ。本人が25歳なので25年前、清原24歳のころ。
そのとき、子どもが生まれた父親なのだから、きっとその父親も20~30くらいの、大体、当時の清原と、同年代でくくられる世代で、バンバン一線で活躍している清原に同じ苗字として親近感と嫉妬と自分を重ね合わせたりしていたのだろうし、生まれた子供に和博となずけるくらい、投影の対象だったのだろう。
でそんなこんなで、25年間。少なくとも24年間は、清原和博は、その偉大な清原和博であり続けたし、あり続けようとしたせいであんなことになってしまったわけで。
アイドル、神様、みんなのあこがれ、希望や夢を投影し、誰かにそれを託すという仕事をしている人間は、人の人生に大きな影響を与える。この、マラソン選手の清原和博以外にも、別の名字であやかって和博とつけられた子供も多いだろう。
それがあんなことになってしまって…、でもあんなことになってしまったのも、まわりが清原和博でいることを彼に求めたせいでもあるし…。
難しい問題だと思うし、人が人以上の存在を演じ続けるのって無理がある、概念に人はなれないんだなあ。って思った。
それができるのは、堀江由衣とか、松田聖子とか、そういう一部の神に選ばれたレベルの概念の人なのだろうなあ、と思った。田村ゆかりも人間宣言をしてしまったし。
悠仁さまの事故被害者。追突にあったのに、なんて運がいい…!と思ってしまい、自分の中にも現人神信仰があると気づきショックを受けた話
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/161120/lif16112012550005-n1.html紀子さまと悠仁さまをお乗せの車が追突 けがなし 相模原の中央道
紀子さまと悠仁さまをお乗せの車が追突 けがなし 相模原の中央道
プッシュ通知
2016.11.20 12:5520日午前7時35分ごろ、相模原市緑区与瀬の中央道下り車線で、秋篠宮妃紀子さまと長男の悠仁さまが乗られたワゴン車が、渋滞の最後尾に並んでいた乗用車に追突した。宮内庁によると、紀子さまと悠仁さまはけがをされていない。
警視庁高速隊の調べでは、ワゴン車は30代の宮内庁職員が運転し、計6人が乗車していた。ワゴン車には前部バンパーに亀裂と擦った痕があり、追突された車はバンパーがへこんでいたという。
というニュースを聞いた時、追突された人にたいして、「なんて運のいい…」と思ってしまった。普段絶対に遭遇することのない、ものすごい確率の事故にあったのだから、(そして別にけがもない様子)。で、事故は事故に変わりがないのに自分がそう思ってしまうのは自分の中に、そういう、皇族であるとか、人間の価値の高い人に属する、穢れの逆(なんていうのか名前はわからん)を持つ感情があるということに気付いてしまった。人間に位をつけてその人に接触することによって、その“素晴らしいもの”が自分に感染するのではないか、という感覚。
その逆の、穢れについての感覚を持つということを、自分に対してタブーにしてきていたので(筋金入りのリベラル)その逆の感覚がまだ自分の中に残っていたことに驚いたし、残っていたということは反対側の感覚も禁じてはいるけれども、どっかに残っているのだろう。まあ、それは消せないものなのだろう、人間だもの。
人間が人間である限り、社会的地位が高かったり美しかったり、価値の高い人間に対して評価がさらに甘くなったり、その人の考えていることを肯定してしまったり、そういう認知的不協和が起こってしまう。逆に、社会的地位が低かったり、貧乏だったり、頭が悪かったり、顔が不細工だったりする人間の言葉を軽んじてしまうということも、起こる。そういうことは、人間が人間である限り避けようがないし、そして、自分がそのような思考をしているということに通常では絶対に気付けない。そのような認知的不協和は人間の表面的な意識の下、ほぼ本能に近いところで発生しているからだ。
そういうのを防ぐためには、常に、自分はそういう判断をする人間だということを念頭に置いて、逆張りをしていくしかない。そういう風に心がけている。
けれども、今回のコレでちょっとだけ、そういうのを思ってしまったっていう話。
あと、追突された車、オークションにかけたら、皇族好きの人に1000万くらいで売れそうなので、やっぱり運がよかったのではないかな……?
福岡の大穴を塞ぐのに日本の技術力の凄さをみたし福島が如何にヤバいかわかる
2016年11月8日の早朝に起きた、福岡の市街地の巨大な大穴。
地下鉄工事中に事故があり、そのせいで陥没したらしい。
ベネズエラの方で、昔こんな事故あったな…なんか月刊ムーとかで特集されそうな事件だな、ってぼんやり見ていたんだけれども、これだけの事故なのに、死傷者がゼロっていうのに驚いた。トンネルの工事中の事故が起こったときに、すぐ、市の方に連絡して、道路を封鎖してもらったらしい。
日本の優秀な建築物
そういう、動作の早い災害対策もすごいし、また、だめになったのが道路だけで、両隣の建物が、(入ることはできなくなったけれども)全然無事なのも、ものすごいと思った。ちゃんと杭が地面の固い岩盤まで打ち込まれていたからだ。これが手抜きとか、最近話題にもなった杭が入ってなかったマンションみたいなやつだと、道路側に倒れてしまっていただろう。
まるでヤシオリ作戦
そして、復旧工事に入ったのだけれども、その過程で、何台もポンプ車が来て、コンクリートミキサー車が往復運転をした。
その用に連携をとれるシステムをすぐに構築できることもすごいし、その緻密な計画を実行できる、個々の技術者や運転手の技量もすごい。まるで、シンゴジラのヤシオリ作戦みたい、っていう声をツイッターのあちこちで聞いたけれども、まさにその通りで、日本人が、戦後からの工事や、そのほか、ネットワークを作ってきたり、災害対応の予行練習をしてきたりしたものが、まさに今生きているのだと思った。
必要な公共工事
あと、公共事業などの工事、よく、無駄だからなくせ。というような声も聴くけれども、何かあったときに動ける人間、設備、機械があるかどうかというのは、それに従事している人間がどれだけいるか、仕事がどれだけあるのか、設備を投資する意味があるのか、その分の工事があるのか、ということが大事になるので、公共工事はやっぱり必要なのだ。
そして1週間で工事が完了した
あれだけの大穴、しかし11月15日の朝5時には復旧が完了してしまった。
www.huffingtonpost.jp
ここにその時のgifアニメがあって、その様子がわかる。
一週間で直すには、その分の物量のほかに、それだけの人間を仕切れる仕切り力と、いろいろな情報を統合して何をすべきか瞬時に判断する力と、工程を切る能力が必要で、それを全部持った人間がこの日本にはいるし、それを実行に移せる技術力を持った職人がいるのだ、ということが分かった。シンゴジラ風にいうなら「日本もまだまだ捨てたもんじゃないですね」だ。
なので福島の原発超やばい
そういう日本人の技術者、仕切り能力を持ってる人間の中でも、たぶんトップクラスの人間を投入しているであろう福島の原発が、4年たっているのに、収束どころか、いまだに完全にコントロールできてるかどうか怪しい状態だっていうのマジヤバイ。
少なく見積もっても、1週間で閉じた穴の220倍の時間がかかってどうにもなっていないのだから、最低でも220倍はヤバイし、実際出てくる水の管理さえできずにジャンジャン漏れ出して、その漏れたのを隠したりしてるのだから、相当ヤバイ。
こういうヤバくなるとどうやっても手に負えなくなるものを日本の基本的なエネルギーにしようとか頭おかしいのでは…。あと、福島のそれがなければ、ものすごいマンパワーをほかの工事とか、後で残ったり人の役に立つ公共事業に仕えたのでは?と思うと、本当に腹が立ちますね。ひどい。
特に落ちもなく終わり。
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