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ASKAと成宮くんの事件記事で死にたいと思ってしまった

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最近心が弱くなってしまって、本当に、些細なことでも、“死にたい”と思うようになってしまった。成宮くんの記事で、そしてその報道のされ方で本当に傷ついてしまった。薬物をやっていた、それ自身は責められることだけれども、それ以外の彼がゲイであるとか(その真偽はちょっと不明だけれども)そういう、他人のセクシャリティで騒ぐのは、本当にひどい、残酷だし、そもそも人の、そういう性的な志向で、人を差別したり区別したり判断するということ自身にとても傷ついて、本当に悲しくなって辛くなった。世間一般の人がそれで騒いで、twitterのタイムラインもそれで埋まって。それだけでもつらいのに。もっとひどいことがある、マスコミだよ。


テレビとか、新聞とか、雑誌とか、そういう、社会の正しさを建前でも背負っている媒体が、他人の性的な問題を面白可笑しく騒ぎ立てたり、ネタにしたり、そういうことをしてしまうということも恐ろしい。そもそもマスコミというものは権力で、そして、その振る舞いは暴力になりうる。だから、ほかの政府やそのほかの権力と同じように、自制と、正しさが求められる。少なくとも建前としては。そういうのを守っているからこそ、マスコミの報道や、放送に特権が与えられている。


今回の事件で、いや、それ以前からだけれども、そういう建前を破って平気なのが恐ろしい。力や権力を持っている人間が、“正しさ”や“ノブリスオブリージュ”を失って、自分たちの、金儲けのためや利益のために行動してしまう、それが許されてしまう社会が、本当につらい。そういう世界に生きているということがつらい。


ASKAの時もそうだったけれども、ほとんど盗撮のタクシー画像を、平気でテレビで流している。あれは、そういう他人のプライバシーをタクシー会社が流すことも犯罪だし、それを知っていて流すというのも、(たぶん、善意の第三者、それを知らなかったというふりをするのだろうと思われる、それも本当に嫌だ)犯罪だ。そもそも、逮捕の段階では、容疑者で、実際に裁判で決着がつくまでは、白として対応しないといけないのに、普通に逮捕の時点で犯人として扱っている。


ASKAのあの時の様子、そして、はてなで書かれている記事をみると、どう見ても統合失調症を発症している。(それがもともともとのものなのか、それとも覚せい剤の影響で脳がダメになってしまって発症したのかはわからない。そもそも、病気の発生理由で、患者が差別されるべきではない。長谷川豊氏の、人工透析の話と同じだ)素人判断にはなるけれども、でも、それでも、あの状態が演技でなければ間違いないだろうと思う。


統合失調症の理解はとても遅れている。というか世間からはキ○ガイとしか思われていない。実際には程度もあるし、薬である程度治まる。統合失調症に一番良くないのは、“本人の不安”で、それを和らげることが一番必要なのに、マスコミは、ASKAの被害妄想を強化するような、盗撮、監視をずっとしていたらしい。タクシーの画像にしてもそう、あれは、監視されてるに等しい。そういう状況に置かれると、どうなるか。不安が増大して統合失調症の症状がひどくなる。必要なのは、投薬と信頼できる人間との、ほかの刺激をたった平和な暮らしなのに、それを奪うようなことをしていた。そういうことをしておきながら、「はやく立ち直ってくれるといいですね」みたいなコメントをしているマスコミの人間の無責任と、あいてのことを知ろう寄り添おうとしない姿勢にとてつもない偽善を感じる。ちょっとでも調べれば、それが統合失調症の症状だとわかるし、何をするべきかわかるだろうに。


統合失調症と同じように、薬物依存についても、それの難しさというものを少しでも勉強して理解すれば、それがどんなに苦しいかわかるはずなのに、「はやくたちなおってほしいですね、応援しています」で済ませる。薬物は自分でやめることができない。施設に入って、絶って、メンタルを鍛えて、そういうことをしてやっとシャバに出れるけれども、それでも、一度嗅いでしまったらそれで、元の木阿弥、今まで頑張ったことが全部リセットされてしまう。


たぶん、そういうことって、自分が自分でなくなる、というような、そういう体験をしていないとわからないんだろうなと思う。本当に自分の精神力だけでなんとかなると思っているのだろう。大体の人はそうだ。自分の想像できないことはないこととして扱うし、他人のできないことを全部意思の弱さで片づけてしまう。人に寄り添うことが出来ない。想像力がない。だから、他人が、死ぬほど苦しんでいたり、人生で、かけがえのない大切なものを平気で傷つけることができるのだと思う。


新聞で、「ゲイ引退」という一面の見出しをみた。本当にひどい。そして、そういう、他人の傷やつらみを平気で踏みつけて、本人が死にそうになっていたり、殺してほしいと思うくらい苦しませたあとで、しれっとした顔で「早く立ち直ってほしいですね」「元気な顔を見せてください」というような、社会が恐ろしい。そういう世界が怖い。完全にパラノイアだ。


そういう、世界で、生きていかないといけないのか、と思って、自分は、もう、死んでしまいたい、とそう思った。



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