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マイルドヤンキーにさよならを

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これ以上バス事故が起こらないようにするためにはどうすればいいのか

世の中の出来事
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また、痛ましい事故がおきました。
10年くらい前から頻発しているスキーバスなどの観光バスでの事故。
その原因が、運転手の過重労働で、そして、事故が起こるたびに、その過重労働を防止する方策がとられてきました。



そして、今回の事件ですが、

バス会社、法定下限を下回る料金で請け負う
日本テレビ系(NNN) 1月17日(日)1時55分配信
 15日、長野県軽井沢町でバスが転倒し、14人が死亡、26人が重軽傷を負った事故で、バスの運行会社は、法定の下限を下回る料金で請け負っていたことが新たに分かった。
 国土交通省は16日も都内のバス運行会社「イーエスピー」を特別監査したが、事故当日のバス料金について、イーエスピーは、旅行会社「キースツアー」から19万円で請け負ったと説明しているという。これは法定の下限の27万円を大幅に下回る金額。
 また、両社を仲介した業者は国交省の聞き取りに対し、キースツアー側から「今シーズンは雪が少なく、安くしないと客が集まらない。当面は低い値段でやってほしいとイーエスピーに伝えてくれ」と言われたと説明しているという。
 国交省は17日も監査を行い、ずさんな運行管理があったとみて調べる方針。
 一方、イーエスピーの高橋美作社長が記者会見を開き、謝罪する一方で、数々の法令違反を認めた。高橋社長は、事故を起こしたバスが出発する前、法律で定められた運転手の健康状態をみる点呼を自ら行う予定だったものの、遅刻し、点呼をしていなかったことを明らかにした。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160117-00000002-nnn-soci

と、言うようなことで、これだけ、費用を圧迫していれば、人間に割けるコストも少なくなるでしょうし、ニュースでいわれている、65歳ワーキングプアで、高速料金が自己裁量、不安定な雇用、健康診断を受けていない、などのキーワードからでも、過酷な現場であったであろうことが想像できます。


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事故対策は何をしてきたのか

事故が起こるたびに規制がされて、運転手の環境をよくするための方策がとられてきました。
例えば、2007年には、その年に起きた事故により、交替運転者が車内で身体を伸ばして休息できる設備の確保を徹底され、そして翌年の2008年には旅客自動車運送事業運輸規則を改正しがあり、着地における乗務員の睡眠施設等の確保義務を明確化されています。
そして同2008年には運転者の1日の最大走行距離は、勤務時間等基準告示で定められた2日を平均した1日当たりの運転時間の上限(9時間)の運行距離に相当する670キロメートル(高速道路のみ走行の場合)とするように決められました。*1



ただ、そのようなことになっていても2012年に運転手の過労運転で事故が起きて、さらに、基準が厳格化され、一日に一人の運転手で運転できる距離が670キロから400キロになりました。(および一人の運転手が10時間以上運転してはいけない)そしてツアーバスの運行に停留所などの設備が必要になりました。



というように、政策により、運転手を取り巻く状況はだいぶ厳しくなり、高速ツアーバスは安全になった、はずなんですが、実際起こったのが今回の事故です。


高速バスの歴史について

大体の高速バスをめぐる流れとしては、2002年頃から、ツアーバス、という業態が始まりました。それは以前から走っていた“高速バス”と違い、旅客運行の手続きを取らずに、安全性や運転手・車の管理や、運行上の管理の手間を省いて運航できる、つまりかなり安い値段でバスを走らせることが出来るというものでした。
それで、以前から走っていた高速バス側からの反発もあり、問題になっていたんですが、2005年に、国土交通省の通達で、事実上の「まあ、やってもいいよ」というようなお墨付きがでて、爆発的にツアーバスが増えました。
その結果、2005年には約21万人だった利用者が2010年には約600万人にも膨れ上がりました。そこまで利用者が増えた背景には、上述の、“安全面が低い代わりに安くできるツアーバス”が安全面を削るだけ削って、ギリギリ走ってる(だけどそのことは乗る人間には分からないから)3000円以下で東京大阪を往復できるバスがあったからです。



そして、2007年に事故が起こり、規制が強化され、2012年に、関越自動車道高速バス居眠り運転事故が起こります。



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そもそもなんで事故が起こるのか

これらの事故で、世間にバス運転手の過酷な状態が世間に明らかになり、バスの運行が厳格化されていきました。
そして、2012年の事故では、“ツアーバスの運行に停留所などの設備が必要”ということで、ツアーバスを以前の高速バスと同じレベルの厳しさで運行する、つまりツアーバスと高速バスを一本化する政策も打ち出されました。これによって、中小のバス会社は倒産、撤退し、大手のみが残る、というような状態になりました。
これによって、高速バスを取り巻く環境は2002年以前に戻り、バス運行まわりの環境も、よくなるはず、…でした。ですが、実際は、現場では以前、いや、それにも増して過酷な状態が続いています。それはなぜでしょうか。



原因







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…東京大阪間の移動にかかる金額が1900円っておかしいだろJK……。


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1900円で乗れるおかしい状態が改善されない

2000年ごろは、まだ、ツアーバスがなく、一番最安値が、リクライニングのきかない固い椅子に4人掛けの「青春ドリーム号」の5000円が最安値でした。2005年ごろでも、3900円ほどが最安値だったと思います。おそらく2010年ごろにこの1900円最安値になって、それが、基準が厳しくなっても、値段を揚げることが出来ずにそのままの値段で運行されているのだと思います。


もともとかっつかつのところに、基準が厳しくなって、それで、安全面を確保といっても実質難しい、なんとかごまかしごまかしやっていってるというのが現状ではないでしょうか。
おそらく、一番対策として必要なのは、タクシーの初乗り運賃のように、都市間のバスの運賃の最低料金を国が定めることじゃないでしょうか。
今のバス会社が客を奪い合っているのは、飛行機や電車ではなく、同じバス会社です。その部分での過当競争をなくすことによって、安全面やその他の部分での実際必要な部分での差異化、そして客へのアピールが出来るようになるんじゃないでしょうか。

危険だけれども1900円のバスと、安全な3900円のバスなら、悩んで1900円のバスに乗る人もいるでしょうが、危険で3900円のバスと安全で3900円のバスなら、みんな、安全な方に乗るでしょう。




バスの安全運航に必要なのはバスの都市間における最低金額を決めること

なんだけど、なぜ、そういう政策は実行されないのか。
偉い人も自明なことだから分かってるんだろうけれどもいろいろしがらみがあって難しいんだろうなあと。
ただ、最低金額を決めることで、運行が安全になる。そして、今の過当競争の状態だと、それ以外に安全に運航できる方法がない(自然に業者が淘汰され、値段が適正になるまで10年くらいかかる)。
ただ、国民とか、バスを利用する人が、「最低金額を決めればバスが安全になる」というのを知って、なるよね~って雰囲気が出来れば、そういう選択肢もでてくるんじゃないかなーって思う。
バス運賃の最低金額って言うのは、労働基準法最低賃金と同じで、それ以下で働くと人がつぶれたりミスが増えたりするみたいに、同じようにバスもつぶれたりミスが増えたりします。




話が下手でだめだな僕は。



とりあえず、


バスを安全に運航させたいなら、都市間のバス運賃の最低金額を決めるしかない。


ってことです。
そしてそれを実現するには


それ以外に方法がないっていうことをみんながしって、そうすると安全になるし、金額が少し高くなるのも仕方ないね。


っていう雰囲気が出来ること。

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ですです。

*1:ただしこの指針には拘束力がなく、違反した場合の罰則規定もなし

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